男性ばかりでむさ苦しい、小汚い!?困った服装の解決には...。
こんにちわ。
東京都目黒区中目黒の社会保険労務士 小泉事務所です。
約1カ月ぶりのメルマガです。
色々ご心配いただきスミマセン…。
ちゃんと元気に生きております。
便りがないのは元気な証拠などと言いますが、「継続していくこと」の大切さを痛感しています。
この間一体何をしていたのかというと…。
本を書きました!共著ですが労働新聞社より発売されています。
「ホントにあった職場のトラブル 」¥1,890
実際の職場でホントにあった21件のトラブル事例を会話形式で再現し、法令や判例などを示して解決への糸口さぐった一冊です。
小泉事務所は、21件のうち6本書いています。
よかったら読んでみてください(以上宣伝でした!)
これからも頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします!
それでは、
【社会保険労務士の事件簿】第41回始まりです!
==社会保険労務士の事件簿(ファイルナンバー0041)========
男性ばかりでむさ苦しい、小汚い!?困った服装の解決には…。
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今回の件は高所専門の窓ガラスクリーニング業者のC社。手作業でのクリーニングは機械ではなかなか届かない細部までも綺麗に丁寧に仕事をすると評判の会社です。
従業員は99.9%男性!
約3カ月前のこと、社長には悩みがありました。
電話での暗い声が気になり、さっそく訪問しました。
「社長元気がないようですが、どうされました?」
「う~ん、それがさ、この間クリーニングに入ったビルの管理会社から注意を受けてしまってね。今回だけじゃないから、どうしたもんかと思って…」
「注意ですか…?具体的にはどんな内容だったんですか?」
「仕事はいいんだけど、服装がね。」
「服装ですか?」
「そう。仕事は問題ない、むしろいつも丁寧で良い。でもウチのビルに入るならあまりああいった服装は困ると言われてるんだ。そちらの管理会社だけじゃなくてほかのビルや受付の人からも何度か注意されたことがあるんでね。私も気をつけるようには言っているんだが、いちいち現場を見に行く訳にもいかないし。」
「そうですか…。」
C社では、毎日いろいろな現場へスタッフを派遣するため、社員には現場への直行、直帰を命じていますが、会社へ来る必要がないためか、または、現場で着替えたりするためか、単に汚れてもいい服を着てきているためか、言葉は悪いのですが「小汚い」と思われるような服装で現場に行く社員が多くいるそうです。
社長としては、私服で作業させるわけではなく、あくまでもスタッフの私服(センス)の問題ですので、あまり口うるさく言いたくはないようですが、顧客先からの注意となると黙っている訳にもいかないようです。
他にもジーパンを引きずりながら履く者、シャツをズボンの外にだらりと出す物、キンキラ、ジャラジャラのアクセサリーをぶら下げているものなどなど、年配の社長から見ると?(はてな)な服装も…。
さて、この問題一体どうしたらいいのでしょうか?
【社会保険労務士 小泉事務所がお答えします!】
このような服装に関することで、悩まれている社長は結構いらっしゃいます。
就業規則で「服務規定」というのはありますか?
ここできちんと髪型や服装の規定を作成している会社もあります。
もちろん守らない社員には懲戒規定があり、仮に処分を下しても違反になりません。
ただし、「合理的・客観的な理由」がその服装の規定にあればの話です。
基本的に、髪型や服装は個人の自由です。
あまり就業規則で細かく規定する、また私服まで縛るのは行き過ぎの場合があり、さらに通勤時というと更にその効力は薄いでしょう。
あくまでも指示命令で「労働」する際の服務規定です。
合理的理由とは、C社のように高所や特別な作業を行う際に「適切」と思われる服の着用や、
「安全」のためヘルメットの着用を義務付ける場合などです。
最近では「ひげ」「長髪」で窓口勤務をしていた男性郵便局員を何度注意しても直さないと、
マイナス評価をした郵便事業会社に対し、「髭と長髪は身だしなみ基準に違反していない」として慰謝料を命じる判決もありました。
…とはいうものの、やはりTPOは大切ですし、目に入る印象によって受け止められ方もあるでしょう。
社員には仕事中は一人ひとりが会社の「代表」であり、常に「見られている」ことを意識してもらうことが大切です。
意識レベルの定着のために、新人研修やマナー研修を行う会社もあります。
全体としてその会社にあった「ふさわしい服装」をしてもらうためにも、社長や管理者自ら実践することもひとつです。
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「就業規則で禁止に出来ないかな?」
「通勤まではなかなか難しいですよ。まずは朝礼で発表したり、個別に注意してみては?」
「うん。まぁ。たまにはしてるよ。でも直らないんだよな。」
「…じゃあ、社長。女性スタッフを採用してみては?」
「は?なんで?」
実はこの方法、前に警備業の顧問先で使った手です。女性を採用することで、男性スタッフに身なりや服装を意識させようとするものです。また、業界全体では人手不足なこともあり、女性スタッフの活用は今後欠かせない問題だったため、思い切って提案してみることにしました。
「うーん。女性ねぇ…。そんなことで何か変わるんかねぇ」
いまひとつ納得していない様子の社長でしたが、事務の手も足りていないこともあり、物は試しと女性スタッフを採用したようです。
先日C社長から電話がかかってきました。
今度はなにやら嬉しそうです。
「先生の言ったとおり、女性スタッフを採用したら、男性スタッフの身なりがきれいになり、また、スタッフのなかには、言葉遣いが丁寧になった者も出てきた」
嬉しそうな社長の声に、思わず笑顔になりました。
今日は、やぼったい現場(←こんな書き方をすると怒られてしまいますが、社長お許しを…)が、女性スタッフの採用で変わった…。
オトコはいつまでも「モテタイ」生き物だというお話でした(ちがう)
本日もお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
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