「ワタシソレキイテマセンヨ」 郷に入れば郷に従え?!
こんにちわ。
東京都目黒区中目黒の社会保険労務士 小泉事務所です。
だんだん暖かくなってきたと喜んでいたら、連日の寒さと雨…。
なんとなく気分が滅入ってしましますよね。
実は、この「なんとなく気分が滅入る」とは誰しも感じていることのようです。
先日、メンタルヘルスサービスを提供する(株)ピースマインド社が、太陽光を取り入れたオフィス環境が労動者の生理・心理面に及ぼす影響などについて調査した結果を発表しました。太陽光を取り入れたオフィス環境では生理的・心理的に好影響が出ることが確認されたようです。具体的に「気分」「職場環境」「活気」などのストレス値が減少したとのこと。
太陽光って、よい睡眠だったり、自律神経の乱れも改善してくれますし、ビタミンDの生成にも必要不可欠でしたね…。
自然の力はすごいですね。
最近は紫外線の影響も懸念されますが、早くあたたかい日差しを体いっぱいに浴びたいですね。
それでは、
【社会保険労務士の事件簿】第40回始まりです!
==社会保険労務士の事件簿(ファイルナンバー0040)========
「ワタシソレキイテマセンヨ」 郷に入れば郷に従え?!
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下町の金属加工業のS社長は少し前から頭の痛い問題を抱えていました。社員70名のうち、外国人を10名ほど雇い入れていましたが、彼らの言動が日本人社員との温度差を生んでいるようで、職場の空気が微妙になっているというのです。
「仕事をしないんですか?」
ここは単刀直入に聞いてみました。
「いやいや、仕事ぶりはね、いいんだよ。言われたことは真面目に取り組むし…」
「仕事は真面目…?それはいいことじゃないですか。」
「うん、それはいいんだけどね…。例えばさ、お得意先から急な注文が入ってどうしても明日までに納品しなくちゃいけないって時も、彼らは17時の終業時間がくると、帰っちゃうんだよね。終わってても終わってなくても。それから、休憩がやたら長い…。注意してもなかなか直らなくて、それで日本人社員との摩擦というか馴染めない空気というか…。最近では、社長の私が注意しないせいだって文句まで出てきてしまって。いやぁ、困っちゃってさ。」
「そうですか…。確かにそれは困りますね。」
「彼ら、少しは日本語出来るんだけど、急な注文だから残ってって言ってもあんまり理解してくれないんだよ…!次の日に注意しても「ワタシキイテマセン」とか言われちゃって…」
さて、
外国人労働者を雇入れる際はどのようなことに注意すればいいのでしょうか?
【社会保険労務士 小泉事務所がお答えします!】
まず、外国人であっても労働基準法や労災法などの労働者保護法令の適用があります。不法就労者でないかどうかきちんと確認して雇用しなければなりません。また雇用保険の被保険者になる、ならないは関係なく職安への届出が必要となります。
「外国人登録証明書」または「旅券(パスポート)」の上陸許可証印に在留の資格、在留期間が入っていますので確認して下さい。
この確認をせず、また職安に届出をしなかった場合、指導・勧告等の対象となり、さらに罰金(30万円以下)をくらってしまうこともあります。
もうひとつ。これが社長の頭を悩ませている『外国人特有の問題』。
当たり前ですが、日本とは言語や文化の違いがあるわけです。
「日本に働きにくるんだから、日本語や日本文化ぐらいわかっておけ!」
ハイ、ごもっともですね。
でも。果たして逆に私たち日本人が海外へ働きにいった時、そこの国の文化を完全にマスターして最初から働けるでしょうか?
やはり住んでみて、働いてみてから見えてくる違いというのはあるものです。
ここで、事業主は適切な指導をしていかなければなりません。日本の法令と雇用慣行に従う義務があることを徹底するということです。外国人の場合は、ハッキリものを言うがためにトラブルとなる怖れがありますので、職務範囲と権限や義務を明確にする。労使間および従業員同士間でも意思の疎通(特にYESかNOか)を図ることなどが重要です。
日本語教育をはじめ、日本の生活習慣、文化などの理解を深めるように取り計らい、生活上職業上の相談にも応じるよう努めることが求められています。
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「社長、ちゃんと雇用保険加入させてますか?届出は?」
「してるよ~。それは大丈夫だよ。ホラ、雇用契約書もちゃんと日本語と英語で作ってあるし」
「本当ですね、さすが社長。」
「でしょう?」(なんだかちょっと誇らしげ)
「じゃあ、日本文化を理解してもらうためにも!お花見なんてどうです??」
「それも毎年やってるよ~。彼ら、喜んで酒飲んでるよ。」
「…もしや社長、残業代払っていないとか…。」
「君の厳しい指導のおかげで、そういうことはなくなったよっ。」
「そうですか…(汗)。ま、気長に根気よく日本語と日本の雇用慣行を教えていく積み重ねが大切ですね。」
「やっぱりそうなるかぁ。」
「はい…。ところで、その方達って母国語は英語ですか?」
「ん?どうだったかな?なんで?」
「やっぱり母国語でないと、いくら英語が世界の共通語でもなかなか理解しずらいこともあると思いますよ?良かったらその国の言葉で契約書作りなおしてみては?」
「う~ん。」
「で、どこの国の方が多いんです?」
「トルコ、トルコ共和国ですが…」
「・・・(トルコって何語だろ…??)」
本日もお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
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